文化価値を考えた住まい 200年住宅
「200年住宅」を目指す、新たな住まいのブランドHABITAが提案する、再生可能な大断面木構造の家
アステックが参画する 「HABITA」は、三澤千代治氏が設立したMISAWA international(株)が古民家の知恵を現代に蘇らせた新たな住宅ブランドだ。
現在、日本の住宅平均寿命は、英国の141年、
米国の104年に対して、30年といわれている。
そこで、もう一度、先人たちの家づくりを学び、
木本来の強さを活かした「200年住宅」をつくろうと
立ち上げられたのがHABITAなのだ。
古民家を知ることで、行き着いた答えが
「大断面木構造」。たとえば、木材は「現し」に。
建材になっても生き続きける木材の呼吸を妨げず、
「老化」を防ぐ。さらに、柱と梁のシンプルな「間面」の構成とし、
築100年目以降の再生を可能に。
使用する木材は、戦後植えられた樹齢60年におよぶ国産材。
新しい木質技術や乾燥技術などで強度を高め、大断面木構造を支える。
親から子へ、子から孫へ。住み継がれる家を追求するHABITA。 アステックでは、この考え方に同調し、 再生できる木構造をめざした家づくりに取り組んでいる。
日本の住まいの新ブランド「HABITA」は大断面木構造での200年住宅の実現を目指しています。
200年をゆうに越えて今も生き残る古民家から学んださまざまな知恵と心を取り入れてそれらを先進技術に
よって再現してゆきます。
1000年以上の耐久性がある木という素材は大切な地球」環境を守る役割も
果たします大断面も木造住宅はいわばCO2を貯蔵する
貴重な森なのです。
200年住宅「HABITA」ここから日本の住まいのあり方は変わってゆくでしょう。

大断面構造体
大断面木構造「HABITA」の
200年住宅では、
5寸(150mm)角の柱や、1尺(300mm)の梁を住宅の骨組みとなる構造体に使用しています。一般的な構造材の住宅に比べて、約2倍の木材量を使うことになります。
構造強度について解かれば解かるほど、より少ない材料で基準にあった強度計算値を
出し、差額を利益にしてゆく活動につながりかねません。
大断面の構造体を扱うのは強度に対する不安ではなく、
耐久性への対処です。
古民家もそのように造られてきました。
そして材に対する愛着の心が芽ばえるからこそ、自分の世代で壊してはいけないという意識を生み、世の中に残してゆくべき家となるのです。
木構造「現し」
200年、500年、
1000年以上と歳月を重ねている木造建築は、「現し」の収まりに
なっています。
それは
日本の住宅だけではなく、世界各地に残る古い民家にも同様に共通の収まりです。木は生きて成長しているときだけでなく、切られて建材になってからも呼吸をしています。
住宅の中でさまざまな部位に使われている木材を、窒息の状態にすることは避けておかなければならないのです。
どうしてビニールクロスや壁紙などを貼って、その価値を認めるべき構造体を隠す必要があるのでしょうか。
むしろ現しにすることによって、木構造の材質に対する信頼感は大きくなり、場合のよっては余分なコストも下がるのです。
金物工法
木材の接合仕口は
木構造のまさに要です。
伝統工法の中では、今でも大切に守り継がれています。
しかし大断面の木材があればこそ生かされる技術であり、複雑な形状の加工を小断面の木材の中で施しては、
大きな断面欠損を伴う加工になりかねません。
また、加工が確実にできる職人も減っているのが現実です。
HABITAでは、柱や梁の接合部に欠損部分が少ない金物による工法を採用しています。
集成材の計算された強度とあいまって確かな家づくりが可能になります。
また、接合金属も工場であらかじめセットしておくことで現場での組立作業も短縮され、組立施工による品質のばらつきも解消されます。
国産材の使用
幸いにも我が国の先人はたちは、多くの木材資源を残してくれました。
戦後に植えられた樹齢60年の国産材として育っているのです。
一本一本の年輪が積もり、毎年9,000万m3の木材が増加しているなかで、国産材供給量は2,000万m3に過ぎません。
しかもその多くは人工林です。
木は地球温暖化の原因とされているCO2を固定化させる貴重な環境資源です。
しかも伐採され加工された後もCO2を保持し続けます。つまり長期耐用の木造住宅はCO2貯蔵する第2の森でもあるのです。
HABITAの提案する大断面木構造の住まいづくりは環境保全のためにも、日本で育ったこの価値ある樹木の価値を活用してゆきます。
集成材の活用
集成材とは、ラミナー(※)を繊維の方向に平行して重ね、貼り合わせてひとつにした建材のことです。
一度ラミナーに加工するため乾燥の行程も確実になり、さらに積層することでムクの木材よりも寸法の変化が少ないというメリットがあります。
また、表には見えない欠点を取り除きながら工業製品として製造するので一定の強度を確保できます。
現在までに残された古民家のような大断面の木構造を、本格的に実現するには、木質資源も、長期の乾燥時間も足りません。
古くて正しいことを実現するための、新しい技術があってこそ現代の200年住宅が可能になります。
※ラミナー=厚さ2〜3cmほどに製材し、節や割れなどを取り除いた板
ポスト&ビーム
キッチンやトイレ・洗面をはじめ電化製品などなかった時代の古民家が、現代の生活に合うように再生できるのには、
構造体の構成上の理由もあります。古い日本の住宅は間面記法で表される家の形状が標準的でした。
「間面」の家とは柱と梁を、格子状の規則的に配置した簡素な構造体の組み方であり、現代の言葉で言えばポスト&ビーム工法です。
LDKで表されるような、部屋を組み合わせて設計した住宅では、100年を越えた家族や生活・技術・様式の変化には対応しきれない可能性が
あるのです。
HABITAの構造設計は、この「間面」のつくりを基本にして進めてゆきます。
家歴書
構造体の強度や材種、材質、価格、生産などに関する情報や将来リフォームや補修・修繕の際、平面図だけでは解り難い構造の
パースも作成いたします。
自分の家のことをもっと深く知ることで、愛着が湧くでしょう。
子どもに、孫に、「壊すのがもったいない」と思わせる家と資料を残しましょう。
家歴書を作成し、
残していくことで将来の資産評価にも大きなプラスとなり、日本の住いのあり方も変わってゆきます。








































